福井港の概況

福井の貨物は福井の港から

 福井港は、嶺北地域の産業や生活を担う流通港およびテクノポート福井を支える工業港として、1万5千トン級の船が3隻、5千トン級の船が6隻係留できる岸壁と、豊富な荷捌地や野積場、そして上屋等が整備されています。


 福井港は、例年約130万トン前後の貨物量を取扱い、人々の暮らしを支えています。また、外国との貿易は着実に増加しています。

 「みなと」はいま、環境にやさしく、コストを削減できる流通拠点として再び注目されています。

 環日本海交流時代を迎え、「地球時代にふさわしい経済交流」に貢献していくために、福井港がさらに使い易い「みなと」に発展していくことが求められています。

 福井港と地域経済がより発展していくために、地元福井港の利用をお願いします。

福井港を利用していただく事業者に対する助成制度のご案内 (福井県)

 

福井港を利用して行う海上輸送の貨物取扱量に応じ、最大30万円の助成が受けられます。
詳しくはこちら→http://www.pref.fukui.lg.jp/doc/kigyo/info-fukui.html

○ 地域産業のコスト低減に貢献する福井港

 

 福井港は、テクノポート福井を中心に福井県嶺北地域の企業に利用されています。沖待ちがなく、

迅速丁寧な荷役と豊富なヤードにより、荷主の物流コスト低減に貢献しています。

○ ガソリンやセメントの供給基地

 

 ガソリンやセメントなどのバルク貨物(バラ積み貨物)は、船で大量輸送することにより低コスト化を図ることが可能です。福井県内で使用されるガソリンのおよそ8割は福井港から荷揚げされ、ガソリンスタンド等へ配送されています。また、平成14~15年にはセメントサービスステーションが建設され、セメントの供給が開始されました。

○ 貿易額

 

 福井県の貿易について、福井県内企業の荷揚港(空港)別輸出入額をみると、福井港における輸入額は、223億円で、第2位となっています。輸入額の第1位は名古屋港の1,699億円、第3位は神戸港の213億円です。
福井港における輸出額は、47億円で、第6位となっています。輸出額の第1位は神戸港の728億円、第2位は関西国際空港の467億円、第3位は名古屋港の434億円です。

                           (出典:『2022年 福井県の貿易』福井県、ジェトロ福井)

○ 福井県国家石油備蓄基地

 

 我が国第4番目の国家石油備蓄基地として、また、日本海側における初めての国家石油備蓄基地として昭和61年に完成しました。我が国への石油の供給が不足する事態が生じた場合において石油の安定的な供給を確保し、国民生活の安定と国民経済の円滑な運営に資することを目的としています。全国消費量のおよそ6日分の原油を貯えエネルギー危機に備えています。

(写真提供:独立行政法人 石油天然ガス・金属鉱物資源機構)

○ 福井港の取扱貨物内訳

 

 テクノポート福井を中心に、福井県嶺北地域の工場等で使用される原料・燃料類や生産品が取り扱われているほか、ガソリンやセメント等の供給基地として地域の産業と生活を支えています。

福井港振興協会

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